Les Yeux Ouverts

〜TとYの冒険譚〜 (サタンのタンゴ 〜くらいよに どこからともなく きこえてくるよ〜 改め)

よい出会いとわるい出会い

音楽でも文学でも演劇でも映画でも、

すぐれた表現に出会った時には、

体験しているさなかから(そのほとんどは最初の瞬間から)、

それをよく受け止め、よく理解することができたと感じ、

それがいったん終わりをむかえた後でも、

さらによく受け止められるようになりたい、

もっと理解したい、という欲求が湧き、

充実した作品の体験はいつまでも続いていく。 

 

そうでない場合には、

ただ時間が流れるのをやり過ごすばかりで、

作品を通過する前と後の間に、

何の違いもみられない。