Les Yeux Ouverts

〜TとYの冒険譚〜 (サタンのタンゴ 〜くらいよに どこからともなく きこえてくるよ〜 改め)

2011-01-01から1年間の記事一覧

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Nuit Blanche 2011

最後の2枚に写っているのは、クリスチャン・ボルタンスキーがこの夜のために制作した "Demain le ciel sera rouge"。今年は他にも有名アーティストが多数参加していたけれど、一番の見所はここだったはず。

9月最後の日曜日

ヴィッド・グルニエ(フリーマーケット)、庭のお祭り、アトリエ開放。その全部が同じ地域の中でいっぺんに行われた日曜日。よく晴れて、気温も上がった午後。こんな日は家族みんなで外に出て、挨拶をしたり、散歩を楽しみながら、その合間にちょっと買い物…

パトリモワーヌの週末2

日曜日にも文化遺産探索。まだまだ知らない場所があるものです。パリの東の端にはかつて、王家のお城と広大なお庭があったのでした。18世紀の初めに作られ、ルイ14世の娘が住んでいましたが、18世紀後半にははやくも王家の手を離れて持ち主が次々変わり、土…

パトリモワーヌの週末

その昔、土と粘土の間で自然に浄化された地下水を集め、パリ市民の生活用水として使っていた時代に、水路を流れる水の様子を観察するため作られた小さな石造りの小屋が、今もパリの北東に複数残っています。パトリモワーヌの週末に、その内部が特別に公開さ…

名月

1年住んですっかり歩き慣れた、夜道のさんぽ。

パリのライブハウス、コンサートホール

たまにはプラティックな記事も。 日本にいたときは時間もお金も限られていて、海外ミュージシャン(ロックとか電子音楽とか)のライブなど、頻繁に観に行ってたのはバイト代を全てつぎ込んでいた高校時代くらいだったと思うのですが、パリにいると日本の2分…

らんとれりてれーる

芝生にデッキチェア。奥にはバーや、読書スペース。日当り良好でのんびりし放題のこの場所に、小説家が10人ほどやってきて、出版されたばかりの自作の一部分を朗読してくれた。 作品と作家を選んだのは、東パリにあるいくつかの本屋さん。新学期は文学の季節…

さいかい

またひとんちのねこ。 にげられてもおいかける。 いちねんたってもまだちいさいねこ。

掃除洗濯片付け散歩の日曜日

週末のパリは、夏日だった。はやくもパリジャンたちはヴァカンススタイルになって、公園や家の前で日焼けに精を出したり、カフェのテラスでのんびりしたり、そして夜になればビール片手にバーベキュー。誰も彼もが楽しもうと外に出ていて、ちょっとゆるすぎ…

FLOWERS

うんとはなれた海のむこうまで、花を届けに出かけよう。 http://www.youtube.com/watch?v=r_fA57EcEI0

Yakan-kun

日曜日、また近くで大規模なヴィッド・グルニエが行われたので、やかんとコート掛けを探しに午前の間にぐるぐると見て回る。ご近所さんが知り合いのお店に顔を出していたり、2週間前にもいた出店者の人を見かけたり、通りのお店が参加していたりと、地域の…

いつもと違う

街の反対側のながめ。 「美術館の夜」の夜。朗読を聞きにはるばる出かけたところ、すでに満席との声。仕方ないとあきらめて、そのまま様子を見守っていたら、最後にすっと入れてもらえて、幸せな時間を過ごすことができました。

森はすでに黒く、

空はまだ青い。 午後21時→22時の空。この下では、心地よい空気にさそわれて、たくさんの人たちが、散歩をしたり、集ったり、街を見下ろしたり、音楽を奏でたり、軽く飲んだり、家からテーブルを持ち出してディナーを楽しんだり、と、思いつく限りの安上がり…

夜の青を拾いに出かける

日曜のシャ

パリのすぐ外

南側。

日が長く長くなっていく

鍵を忘れて家を出るとは、われながらめずらしいことで、中庭に戻ってくるまで気がつかなかった。日中ぐんぐん気温があがって体はカラカラ。公園の向かいのカフェまで歩いて、レモネードを注文。コップの中のストローが、手を離すとすぐに浮き上がってくるの…

4月最後で5月最初の週末 その2

ヴィッド・グルニエの次の日はメイデイ。お店や施設はどこもやっていないから、ゆっくり休んで、ちょっとだけ近所を散歩。雰囲気のあるうらの小道の写真など。この辺りには、猫がたくさん、いるのです。

4月最後で5月最初の週末 その1

30日の土曜日、家のすぐ前の小道をつかったヴィッド・グルニエに参加しました。ヴィッド・グルニエというのはガレージセールまたはフリーマーケットのようなもので、家で使わなくなった物を安く道ばたで売って物置をからっぽにしようという、一年中週末にな…

ハート形の芝生

この一週間、ヨーロッパ世界は復活祭のヴァカンスでした。近所に住むフランス人たちはみな家族の集まるところへ行っていて、連日しーんと静まりかえっていました。キリスト教文化圏の行事なので、我が家には復活祭ランチの習慣などなかったのですが、今年は…

2大美術館対決

妹の絵は見られなかったからそのかわりに、と言うにはずいぶん贅沢だけれど、「レンブラントとキリストの表現」展を見にルーヴル美術館へ。ルーヴルの地下にある、特別展示室での企画展は、毎度毎度いい具合に力が入っているだけでなく、研究の成果をさらり…

4月後半

ほんとうなら、明日飛行機に乗って日本へ行くつもりだった。前から計画していて、とても楽しみにしていた、2年半ぶり3週間の帰省。でも今はそのタイミングではないと、母と妹に地震直後から言われ、それでもギリギリまで様子を見るつもりでいたら、東京の…

西の森へ

よく晴れた日曜日の昼下がり、気温も上昇。パリの西の廃墟と、そのまた西の森を歩く。 デュラスが『インディア・ソング』の中で、カルカッタにあるフランス大使館と見立てその外観を撮影した、ロスチャイルドの城。第二次大戦中はドイツ軍に占拠され、1974年…

古本屋さんにて

足を踏み入れるのは3度目の、近所の古本屋さん。前に来た時デュラスの本を買い、今回もデュラスについての本を見ようとしていたので、お店の人に、デュラスが好きなの?と聞かれる。Ouiと答えると、どの小説が一番好き?と言うので、むずかしい質問だけれど…

月のはじめの日曜日

Arts et Métiersのミュゼにて目にしたものなど。工芸博物館などと訳されているけれど、産業技術博物館と言った方がよさそう。展示コーナーは、度量を定めた時代に始まり、土木、通信、エネルギー、交通などと分けられ、展示品は主に18~19世紀、石油化学到来…

気がつけば手元にはプログラムの山

イベントごとは春と秋に集中している。特に春はみな外にいて街中が勢いづく季節。それが過ぎた後には、間延びした夏が待っていることを知っているなら、今を逃すわけにはいかない。ということを、ここ数日の間に集まったプログラムから思い知らされる。 そん…

2週間と数日

2週間前の日曜日にも、苦しい思いを振り払うようにして、夕方に散歩をした。間近に飛行船を見かけたあの時は、カメラを持っていなかった。 あれからもう2週間経ったのか、と思いながらまた歩いた、あたたかな午後の散歩道。20区の風景。 しましまケトル。 …

Super Lune

大きな月を探して、 闇夜の散歩。 お気に入りの小道を歩いて、 見晴らしのよい場所へ。 あ、月いた(右よりの○)。 空の反対側では、ビーム。 帰り道にも、 また会えた。

日本から中継の日々

何を書いたらいいのか分らないまま一週間が経過してしまいました。少しだけ書きます。 先週の地震発生直後より、twitterやustreamのNHKなどから日本の状況を見守っています(twitterは@tomcotです)。私の家族や友人たちは、東京で震度5の恐怖に耐えた後、…