Les Yeux Ouverts

〜TとYの冒険譚〜 (サタンのタンゴ 〜くらいよに どこからともなく きこえてくるよ〜 改め)

2010-01-01から1年間の記事一覧

年越しと新年の準備

再び冷蔵庫が牡蠣でいっぱいになった。年越し用と、新年用と。次の日曜日にはまた2人のおばあちゃんが売りにきてくれる。 そうそう、うちには大きくて立派なれーぞーこと、全く古びていないせんたっきもある。そのことにもたくさん感謝しなければ。 なんだ…

Les deux meilleurs films

年の瀬なので、映画のことも少々。旧作だけれど、今年の1本を選ぶのはとっても簡単。今年はデュラスの『インディア・ソング』をおいて他になかったから。1年の予定が全然変わってしまうくらいの影響力だった。来年もまたひき続き。 次点も、同じくデュラス…

雨の巴里

雨の降るなか街の中心まで出かけて、重要な書類を出してもらいに行った。何度足を運んだか分からない場所で、やっとのことでその書類がもらえたのだった。ここまでに必要だったのは、複数の手続きが進行するだけの時間、余計に複雑になる手順の理解、その間…

ふくきたる

実家より、築地の福引きで1等の国内旅行券が当たったという楽しい知らせ。福引き所の人の言うことにしたがってゆっくりとまわしたら、赤い玉がころんと出てきたのだそうだ。築地の福の神様はいいところを見ていてくれた。 こちらも今年はたくさんの縁と運に…

よく晴れた

クリスマスの夕日。街はとても静か。

食べてみた

クリスマスイブにもさらさらと雪が降り続いたので、ひとけのない裏の道を歩いたときに、積もったばかりの雪をひとつまみ、ついに食べてみた。それから家の中庭でも。 きれいな雪の味。さわやかで、雪らしい、いい雪だった。 夜は定員4名のささやかなパーテ…

匂いと味

さっきお風呂で気がついた。最近使っているWeledaのラベンダーシャワークリームの甘酸っぱい香りが、カルピスの味に似ていることに。カルピスが日本にしかないものだなんてずっと知らなくて、パリに来てからずっと恋しい。韓国または日本食スーパーへ行けば…

食べる雪、食べない雪

雪の降る日が続いている。昨日の夜から今日にかけて、また少し積もった。近所の子どもたちがいなくなってしまったので、積もった雪はきれいなまま、ただ溶けていく。子どもの頃は、降りたての雪を、東京の雪がけっしてきれいなものではないことを知りながら…

2010年の音楽

いろんなサイトや雑誌で今年のベストなんとかアルバムをもったいぶりつつ発表しているのを、イマドキの音楽を大量に聴いたりすることはすっかりできなくなったのだな〜と思いながら眺める。上位に入っている話題作をDeezerなどで視聴してみても、触手動かず…

Il neige, tous les jours, encore, beaucoup.

11月の終わり頃から、雪やあられが降るようになった。毎日のように、一時ちらちらと舞い、うっすらと積もっては、すぐに消えていった。 今日の雪は雪らしい雪で、全然やまなかった。東京の大雪みたいに、どっさり積もった。5cm? 10cm? 家の前の小道は一面…

また別の日の夕暮れ

新しい散歩コースは、ペールラシェーズ墓地。この辺りの丘からは、パリの街を見下ろしながら日没が眺められる。ラスティニャックがパリに挑戦状を叩き付ける舞台でもある。 この道を下っていくと、見晴らしのよい場所に出る。ひとけのない、無縁仏の多い区画…

夕焼けの次の日の

日が暮れた後の帰り道、大粒の雨が降ってきたので急ぎ足で帰ると、窓の外から耳慣れない音が聞こえ、見ると大雨。さらに霰が。 その後帰宅した人は、無惨なずぶ濡れ姿に。コートを裏返しに着て。

夕日がしずむ

地元でゆっくりしたい日曜日などを使って、月に1、2度くらいは、ベルヴィルの中華マーケットへと買い出しに行く。というサイクルができてきた。和、中、韓をアレンジした日々の料理を楽しむには、醤油、ごま油、紹興酒、コチュジャン、パン粉、ニラ、えの…

ぎんなんを食べる

果肉を取り去る際には、家中にぎんなん特有のにおいが充満するという辛い時間帯もありましたが、それも無事終え、乾かし、ついに食べられる段階にたどり着いて数日。大好きなピーナッツのかわりにおやつにしたり、すまし汁に入れたりして、ちょこちょこと食…

ぎんなんを拾う

このバーがある辺りは散歩道としてすっかりお気に入りとなったのですが、雰囲気のある道だけあって、今日はなにやら撮影に使われていました。私はというと、そこを通って今ぎんなんの実をつけている銀杏の木までてくてく歩いて行きました。パリに銀杏の木が…

隠れ家的な

気になっていた近所のバーへはニュイ・ブランシュの夜に立ち寄ることができた。音楽隊はおらず、すでにひっそり静まり返った午前1時。絶妙な位置にあって、オヤジがひとりで切り盛りしている、パリ中探してもここにしかなさそうな、マイペースなお店。

夜の終わりに

引っ越してきた部屋にはテレビのアンテナがうまく繋がっていなかったので、夜テレビをつけてニュースを見たりすることはしなくなりました。そのかわりに、フランス・クルチュールというラジオのチャンネルで毎晩やっているオーシャンという番組を寝る前に、…

月夜の散歩道

新しく住み始めた街では、秋のはじまりのこの季節、土日ともなると毎週のように何かイベントごとがあるらしく、昼に、夜に、地図も持たずでたらめに歩いてみると、路地を曲がったその先で、ずらりと物を売る人たちが並んでいたり、もくもく煙を上げながらメ…

アン・ラシャシャンってなんだ?

説明がないとなんだか変な人がいるなという印象になりそうなので、一応試みてみます。 en rachachantはrachacherという動詞が元にあるはずなのですが、そのような謎めいた単語は辞書をひいても出てきません。下の映画によると、en rachachantとは、少年が自…

アン・ラシャシャンです。

毎日アン・ラシャシャンしています。どうぞよろしく。