Les Yeux Ouverts

〜TとYの冒険譚〜 (サタンのタンゴ 〜くらいよに どこからともなく きこえてくるよ〜 改め)

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

4月最後で5月最初の週末 その1

30日の土曜日、家のすぐ前の小道をつかったヴィッド・グルニエに参加しました。ヴィッド・グルニエというのはガレージセールまたはフリーマーケットのようなもので、家で使わなくなった物を安く道ばたで売って物置をからっぽにしようという、一年中週末にな…

ハート形の芝生

この一週間、ヨーロッパ世界は復活祭のヴァカンスでした。近所に住むフランス人たちはみな家族の集まるところへ行っていて、連日しーんと静まりかえっていました。キリスト教文化圏の行事なので、我が家には復活祭ランチの習慣などなかったのですが、今年は…

2大美術館対決

妹の絵は見られなかったからそのかわりに、と言うにはずいぶん贅沢だけれど、「レンブラントとキリストの表現」展を見にルーヴル美術館へ。ルーヴルの地下にある、特別展示室での企画展は、毎度毎度いい具合に力が入っているだけでなく、研究の成果をさらり…

4月後半

ほんとうなら、明日飛行機に乗って日本へ行くつもりだった。前から計画していて、とても楽しみにしていた、2年半ぶり3週間の帰省。でも今はそのタイミングではないと、母と妹に地震直後から言われ、それでもギリギリまで様子を見るつもりでいたら、東京の…

西の森へ

よく晴れた日曜日の昼下がり、気温も上昇。パリの西の廃墟と、そのまた西の森を歩く。 デュラスが『インディア・ソング』の中で、カルカッタにあるフランス大使館と見立てその外観を撮影した、ロスチャイルドの城。第二次大戦中はドイツ軍に占拠され、1974年…

古本屋さんにて

足を踏み入れるのは3度目の、近所の古本屋さん。前に来た時デュラスの本を買い、今回もデュラスについての本を見ようとしていたので、お店の人に、デュラスが好きなの?と聞かれる。Ouiと答えると、どの小説が一番好き?と言うので、むずかしい質問だけれど…

月のはじめの日曜日

Arts et Métiersのミュゼにて目にしたものなど。工芸博物館などと訳されているけれど、産業技術博物館と言った方がよさそう。展示コーナーは、度量を定めた時代に始まり、土木、通信、エネルギー、交通などと分けられ、展示品は主に18~19世紀、石油化学到来…