Les Yeux Ouverts

〜TとYの冒険譚〜 (サタンのタンゴ 〜くらいよに どこからともなく きこえてくるよ〜 改め)

まだまだ続くよ

続けて主演映画、『ジャスト・ア・ジゴロ』(1978年)。『欲望』主演のデヴィッド・ヘミングスが監督で、役者として出てもいた。ふむ。ディートリッヒが最後に出演した映画でもある。ちょっと無理矢理な出演で、歌う場面もあり。当時の評判はさんざんだったそうだけれど、イギリス映画らしいおかしなユーモアがたっぷりときいていて、前半とくに、家族の住む変人ばかりのアパートでのデヴィッド・ボウイの様子が、面白かった。戦争が終わってどこにも行き場のない元将校の青年に、白いやせっぽちのデヴィッド・ボウイが思いのほかはまっていたし。期待以上に楽しめたので、満足。

youtubeに全編あり。例えばこのあたり。この映画の中のデヴィッド・ボウイは、なんだかういういしくて控えめでかわいらしく、かわいそうなような困ったような顔の連続、まだまだ観ていたかったな。