Les Yeux Ouverts

〜TとYの冒険譚〜 (サタンのタンゴ 〜くらいよに どこからともなく きこえてくるよ〜 改め)

日本から中継の日々

何を書いたらいいのか分らないまま一週間が経過してしまいました。少しだけ書きます。
先週の地震発生直後より、twitterやustreamのNHKなどから日本の状況を見守っています(twitterは@tomcotです)。私の家族や友人たちは、東京で震度5の恐怖に耐えた後、停電や交通の混乱、余震と原発事故の不安と緊張のなかでがんばってくれています。自分は遠く安全圏にいるにもかかわらず、日本にいる人たちから勇気をもらうばかりです。目をそむけたくなるような情報や映像ばかりが届き、空を見上げても、バスの中でも、眠る前にも、すぐに泣きそうになってしまいます。一刻も早く、様々な場所で事態が好転することを、朝から晩まで、祈っています。
もう一言だけ。今感じていること、初めて知ること、考えたこと、決めたこと、頭にあること全部、いつまでも忘れてはいけないと、固く強く思っている。地震大国に生きるとは、原子力エネルギーとはどういうものであったか。その裏にありつづけた、世界を巡って絡み合う権力や経済発展の巨大な流れとは。終戦から今ここに至るまでを、今まさに起こっていることを、全部よく見て、行き着く先を見届けなければと思う。つらい今が過去となる、この先の未来を生きるために。