Les Yeux Ouverts

〜TとYの冒険譚〜 (サタンのタンゴ 〜くらいよに どこからともなく きこえてくるよ〜 改め)

2010年の音楽

いろんなサイトや雑誌で今年のベストなんとかアルバムをもったいぶりつつ発表しているのを、イマドキの音楽を大量に聴いたりすることはすっかりできなくなったのだな〜と思いながら眺める。上位に入っている話題作をDeezerなどで視聴してみても、触手動かず。それに私はアーケイド・ファイヤーが好きじゃない。カニエの音楽がなくても生きていける。
今年のアルバム、自分で選ぶならば、この5枚。どれだけリピートしたかがその証拠。

Losing Sleep

Losing Sleep

何度聴いても1曲1曲の良さに震え、賞賛コメント止まらず。巨大なポップ魂持ってる人は揺るがない。大病後も、周りにいい人ばかりが集まる。ライブでもその全部に感動しすぎた。左手で描かれた鳥の絵にも注目。これの前の『Home again』(2007年)も、超名盤だった。
The Drums

The Drums

エドウィン・コリンズのアルバムに1曲参加していたので、そこで初めて気になって聴いてみたら、あれ?2月にマンチェスターで観ていたことに気づく。そこから怒濤のリピート。The Drums、もう1枚いいアルバム作ったら殿堂入りしそう。
Plastic Beach

Plastic Beach

今年はゴリラズの1年だった。ポール・シムノンが参加したことは大きい。目の前で観られたのは一生の思い出。まだまだ続けてほしい。
Love & Its Opposite

Love & Its Opposite

タワレコのクボケンのおすすめで飛びついた1枚。誰かがうちに遊びにくると、いつもかけてた。もはや我が家の定盤。
Chamber Music

Chamber Music

マリの楽器コラとチェロの競演。Cité de la musiqueのアルモニア・ムンディ(レコード屋さん)でかかっていたのを聴いた時から素晴らしすぎた。それ以来ずっと聴いてる。

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でも今年一番聴いたのは、結局のところ去年出たこれだった。

Grace / Wastelands

Grace / Wastelands

緊張して落ち着かない時、考えてもどうにもならない時、部屋やメトロでこの人の声を聴くと、どれだけ心が落ち着いたことか。現実にはどんなろくでなしでも、ギターを持てば天使。