Les Yeux Ouverts

〜TとYの冒険譚〜 (サタンのタンゴ 〜くらいよに どこからともなく きこえてくるよ〜 改め)

現実世界のてんやわんやはさておいて

突然、頭の中がデヴィッド・ボウイ一色になる。隙あらば、何でもいいからデヴィッド・ボウイを聴いていたい。
長いこと、『アラジン・セイン』がとても好きだ。『ハンキー・ドリー』も同じくらい好きだなと思う。でも『ジギー・スターダスト』を聴けば、これ以上の名盤は2つとないだろうと確信する。かつては『ロウ』と『アナザー・グリーン・ワールド』(これはブライアン・イーノ)があれば生きていけると思っていた。2枚のアナログ盤が宝物だった。
去年は家で「Sound and Vision」を何度か熱唱。繰り返し、ブルーブルーと歌いたかった。「Space Oddity」を歌えば、メイジャートムの運命に泣いていた。
去年出たスペシャル盤『ステイション・トゥ・ステイション』のライブ音源が素晴らしく、ありあまる魅力が伝わりすぎて困る。この時代の映像がまともに残っていないなんて、酷だ。
YouTubeで古いインタビュー映像などみると、いつも好奇心旺盛で人間的で優しく、ずっと笑顔で、それであの見た目、あの歌声。誰もがまいってしまう。大島渚は彼は天使だと、彼の周りにいる人はみんな幸せになってしまうのだと、本人のいるところで言っていた。
デヴィッド・ボウイを初めて認識したのは、映画『ラビリンス』でだった。生まれるのが、だいぶおそかった。妹のお気に入り映画で、私は『グーニーズ』や『バンデットQ』の方がいいと思ってたけど、今でも「Magic Dance」は好きな曲。
「Suffragette City」を、一度でいいからライブで観たいと思う。できることなら、70年代が青春の人に生まれ直したい、とも。